
今使っている低能率で駆動しにくいスピーカー(Harbeth P3ESR)を問題なく駆動出来る一番安価なプリメインアンプをいろいろと視聴して探したところ、このA-S300(S)に行きつきました。
初めはなるべくコンパクトと思いONKYO A-5VL
次に同価格帯のマランツ PM5004
最後に、YAMAHA A-S300
音質は、味付けの少ないフラットな音質です。ですので好みによっては少しもの足りない感じになるかもしれません。
少し残念な点は、機器が安っぽい所で、つまみやノブなどがプラスチックで高級感は全くありません。
また、ボリュームは普通の抵抗タイプではなくて、ボリューム用のICを使用しており(音質は良好です)ギャングエラーの心配がありませんが、音量調整時に少しノイズのが入ります。
私は小音量で聞くことが多いので、調整の際に少しノイズが入るよりギャングエラーの心配がない方がメリットは大きいです。

メインの電解コンデンサは6800μF×2で、基板にはバスバーも見えます。

出力部分はサンケン電子の2SA1695と2SC4468によるシングルプッシュプル構成です。
トランジスタの特性は、最大コレクタ電流10Aで、最大許容損失100Wのオーディオ用です。

音声回路の重要な部分にはニチコンのオーディオグレード標準品が使用されていました。